Flow 治療の流れ
ご来院してすぐに「インプラント治療を始めましょう」ということは100パーセントないと思ってください。
まず、歯周病などの治療を行い、口腔内の環境を整えてからインプラント治療を始めます。口の中を清潔な状態に戻すことで、より安心で10年、20年後も噛めるインプラント治療を行っております。
カウンセリング
当院では、まず十分なカウンセリングを行います。 まず患者さんのお口の状態をレントゲン撮影などを行ってしっかりとチェックします。
虫歯があったり歯周病にかかっている場合は、先に治療を済ませて口腔内の環境を整えてからインプラント治療を始めます。
歯周病は細菌により引き起こされる歯周組織(歯茎や顎の骨など)の病気です。
お口の中に歯周病菌が繁殖している状態でインプラント手術を行うと、手術後に細菌感染を起こす危険性があります。
また、無事に手術が完了したとしても、歯周病菌によって歯茎に歯周病と同じような症状を呈する炎症が起きてインプラントが脱落してしまう可能性があります。
インプラント周囲炎といいます。
手術に入るまでに虫歯や歯周病の治療で3か月を要する場合がありますが、口の中の状態を健康に戻してから手術を行うことで、10年・20年も長持ちするインプラント治療ができるのです。
インプラント手術の流れ
01
インプラント埋入手術
麻酔をしてインプラントを埋入。骨の中にチタン製のインプラントボディーを埋め込みます。
※日常生活はいつもどおり行えますが飲酒や喫煙、激しい運動はひかえてください。
02
消毒
翌日または、翌々日くらいに消毒を行います。
03
抜糸
1〜2週間後に抜糸を行います。
04
土台と冠を装着
通常2か月から4か月くらい経ってから行います。
インプラントボディーが骨と結合してから、アバットメントと呼ばれる土台を装着します。土台の上に冠をかぶせて完了です。
05
インプラント、かみ合わせなどの調整
冠をかぶせて1週間後、1か月後を目安にインプラントの状態やかみ合わせのチェックを行います。
06
メンテナンス
インプラントは虫歯になることはありませんが、歯周病の可能性はあります。 少しでも長持ちさせるためにはご自身のメンテナンスはもとより、定期的なメンテナンスが重要になってきます。
お口の状態にもよりますが3〜6か月に一度、「異常がないから大丈夫」であっても、メンテナンスに通うようにしましょう。
かみ合わせやインプラントの状態、しっかりラッシングができているかどうか定期的にチェックすることでインプラントが長持ちします。
また、お口の健康維持にもなります。
インプラントボディーは10年、冠は5年の保証期間を設けています。
※定期的にメンテナンスを受けていただけなかった場合、事故などによる破損につきましては保証致しかねますので予めご了承ください。
より安全な環境で手術を行うためのオペ室
インプラント手術や、歯周病の手術などの際、ドイツ・シーメンス社の診療ユニットを完備した特別室にて治療を行います。
このユニットは消毒可能なパーツが多く、細菌をきれいにふき取ることができます。
また、フットコントローラーで操作ができるので、手で触れることなく手術を進めることができます。
どうぞ安心して手術をお受けください。